2553 ワカバウォークまでの道

建築・都市

新年会のためにやってきた、東武東上線若葉駅。

若葉駅

ちょっと早めに着いたので、WAKABA WALK(ワカバウォーク)というショッピングモールに行ってみることにした。

規模はあまり大きくないが、近隣でこういった施設はないこともあって、結構賑わっているようだ。

しかし駅からすぐ目の前なのに駅前はとても暗く、接続するペデストリアンデッキも年季の入った飾り気のないのもので、古くからある“歩道橋”そのものだった。
なんとなく、“やる気”が感じられない。

ペデストリアンデッキの下からワカバウォークを見る
デッキの下からワカバウォークを見る
駅から続くペデストリアンデッキ
駅から続くペデストリアンデッキ

明るく浮かび上がるワカバウォーク
明るく浮かび上がるワカバウォーク
元日から営業してる店も多かった
元日から営業してる店も多かった


色の境目が市の境目(手前が鶴ヶ島市)
色の境目が市の境目(手前が鶴ヶ島市)

不思議に思ってみてみたら、目の前を通る道路を見てなんとなくわかった。暗くて写真には撮れなかったが、そこに、坂戸市と鶴ヶ島市の境を示す標識が立っていたのだ。

さらによく見れば歩道橋も、ちょうどそのあたりで舗装の色が変わっていた。

つまり、駅前広場も含めてペデストリアンデッキのほとんどが坂戸市域にあり、ワカバウォークだけが鶴ヶ島市域にあるということになる。

もし自分の市域にある施設であれば、このような状態のままになることはないだろう。ペデストリアンデッキはもうちょっと明るい雰囲気になるかもしれないし、場合によっては大した距離ではないから、屋根をつけるかもしれない。

隣の市の施設に向かうペデストリアンデッキに、税金をつぎ込むことはしにくいかもしれない。仕方がないとはいえ、あからさまなやる気のなさは、ちょっと考えさせられてしまう。


市の境界
赤い線が市の境界…見事にギリギリ

Posted by ろん