3583 立山黒部アルペンルート(黒部ダム)
立山黒部アルペンルートのハイライトのひとつ、黒部ダム(黒部湖)は、扇沢からトロリーバスに乗って、わずか16分で到着。
駅に着いたら、すぐにダムが見られるか?というとそうではなく、地下にある駅から外に出ないといけない。
駅からの通路は、途中2つに分かれていて、展望台に行くためには、“ダムダムくんの散歩道”という散歩にしてはハードなルートを選択しなくてはならない。せっかくなので、階段を上がっていく。
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見た瞬間、おぉ…と声を上げてしまった。
よく見掛けるお馴染みの光景が目の前に広がっていた。
ダムの上を歩く人たちが、“点”に見える。
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この巨大な構造物をよく人間が作ったなと思う一方で、すっかり周囲に溶け込み、自然の一部になってるとすら感じた。
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展望台はいくつかあって、ダムをいろいろな角度から観察できる。
ダム建設時、コンクリートを運搬するために使った、本物のコンクリートバケットが展示されている。
通常の生コンミキサー車1.5台分の容量を持っているが、それでも巨大なダム建設のためには、微々たる大きさで、完成まで実に、17万8000回、最高で1日960回も運搬したという。
コンクリートバケットの大きさが分かるように…と、ダミーを仕込んでみたのだけど、よくわからなくなるくらい、大きかった。
ダム建設時のダンプやトラックのタイヤ跡が、コンクリートで型が取られ、それが記念碑になっていた。
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レストハウス脇には、黒部ダムやその関連工事で命を落とした171人のための慰霊碑がある。
レストハウスでは、黒部ダムカレーが食べられる。なんてことはない、カレーのルーをダムの水に、ご飯をダムの堤防に見立ててるだけなのだが、ちょっと楽しい。
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黒部ダムを上からではなく、水面から見ることができる唯一の方法が、遊覧船ガルベに乗ることだ。
黒部ダムの堤防を渡り、ケーブルカーの黒部湖駅手前から、遊覧船乗り場まで歩く。遊覧船乗り場はダムからもよく見えるのに、思ったより遠い。
40分ごとに出発している。
天井もガラス張りで、とても開放感がある。
最初こそみんな風景を楽しんでいたが、見慣れてしまうとそれほど感動がなくなってしまうせいか、船内で寝てしまっている人が少なくなかった。
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船からの景色は、大きな変化もなく、「これは!」という見どころが多いわけではないので、仕方が無いと言えば、仕方が無いかも。でも1度は乗ってみるべきだと思う。
続いて、黒部ケーブルカーで、黒部平に向かう。