2177 公団住宅の原寸大展示

建築・都市

縁もゆかりもないけど、松戸市立博物館に行ってきた。

ここを訪れた一番の目的は、原寸大に再現された昭和三十年代の公団住宅を見るためだ。僕にとって、この時代も関心の高いのだ。

せっかく来たので、松戸の歴史についても学ぶ。人類の誕生から始まって、貝塚や土器、古墳などと続き、それはそれでとても興味深い内容ではあったけれど、昭和30年代が遙か彼方に感じられた。

江戸時代あたりまできたら、今度は一気にパネル一枚で、1960年まで下る。

原寸大の公団住宅は、そのまま移築したのではないかと思うくらい、ものすごい存在感があった。

建物の外壁の微妙なひび割れみたいなものまである。


見学順序は、玄関からではなく、なぜかベランダから、室内に入るようになっている。洗濯機とともに展示?してある、干した靴下に強烈な生活感を感じる。

展示されている小物はすべて当時のものばかり。

ひととおり見学を終えると、玄関から外に出るようになっている。

これらの展示品とは、直接関わりはないのに、どこか懐かしさを覚えてしまう。きっと最近の子供たちには、そうした気持ちになることはないだろう。やっぱり僕は昭和世代なんだなぁ…なんて思ってみたりする。

Posted by ろん