2515 運転士喋りっぱなし
最近、都営三田線に乗るときは、広告放送のない東急の車両を選んで乗っている。たとえ1本早い電車に間に合ったとしても、それは、うるさい広告放送のある都営の車両なので、それを見過ごして、そのあとにやってくる東急の車両に乗るのだ。
気にしすぎかもしれないが、気になるのだから仕方がない。
わざわざ選んで乗った少しでも静かな環境が約束された車内…のはずなのに、今朝はまったく違った。走行中、運転士が喋りっぱなしだったのだ。
都営三田線は、ATO(自動運転装置)を採用しているので車掌が乗務しておらずワンマン運転をしている。そのため一般的な鉄道では車掌の業務である車内放送を運転士が行っているのだ。
ふだんの三田線は、放送は自動的に流れるので、運転士は特段の理由がない限り、放送することはないはずだが、今日は違った。
- 列車遅延防止にご協力を…
- ドア付近の方は挟まれないように…
- 電車は3~4分おきに来ますので…
- スリ、置き引き、痴漢、盗撮、暴力といった行為に遭われた方…
といったことを、走行中次の駅に着くまでずっと喋り続ける。ひとしきりしゃべり終えると、
- 重ねてのお願いとなりますが、列車遅延防止にご協力を…
と、また同じことを喋り始める。
ほかの乗客はどう感じていたかわからないが、とにかくうるさかった。どうしてお喋り好きの運転士の相手をしなければならないのだろう?
以前も書いたが、運転士にとって、自分の放送に意味があるかどうかだなんて考えていないのだ。
偶然同じ電車内に居合わせた、うるさいヘッドホン野郎(乱れた言葉遣い失礼)を前にしたのであれば、車両や乗車位置を移れば逃れられる。
しかし、車内放送はもう聞くしかないのだ。逃げられない。どうしてもイヤならば、その電車から降りて、次の電車を待つしか方法がない。
これはやっぱりおかしいだろう?