猫ぱんち/小泉 さよ
猫ぱんち―二匹の猫との暮らし 小泉 さよ ベストセラーズ 2005-12 |
よく犬派と猫派に分けられる。
僕は以前犬を飼っていたこともあって犬派だ。もし犬か猫をいずれかを飼うということになったら、きっと犬にするだろう。
そんな犬好きでも、この本を読むと、ちょっと心を揺り動かされそうになる。おじゃこが図書館で見つけた。
なにげない2匹の猫(ちょうじろう、らく)との生活を、柔らかい感じのイラストで描いていく。大きな事件が起きるでもなく、深刻な問題が起きるわけてもなく、あくまでものんびりとしたごくごくふつうの日々。
この本を通じてでしか知らないのに、2匹の猫ことがとてもよくわかってきた。もし突然出会うことがあったとしても、人見知り…じゃなくて猫見知り?することなく、接することができるような気がした。
とても細かな描写から、著者は本当に猫が好きなんだなということがよく伝わってくるし「猫もいいな」と思わせてしまう。
むしろ、最後には、自分が猫になってしまいたいくらいだった。