7870 桐ケ丘中央商店街

今日は、出かけようと思っていた予定がなくなってしまった。
そんななか、ふと、最近どうなってるんだろう?と思い出して、北区にある桐ケ丘団地の桐ケ丘中央商店街に行ってみることにした。
ときどき、ドラマなどのロケ地として目にすることもあるから、変わってないんだろうな…と思いつつ現地へ。
時刻は午後3時前。
少し強めの風が吹いているおかげでまだマシだが、気温は30度を超えてかなり暑い。
予想通り、人の姿はほとんどない。
もっとも開いている店自体がないので、当然と言えば当然だけど。
「たばこは心の日曜日」というコピーは、時代を感じさせる。

TBSのバラエティ番組「プレバト」の企画で行われた「スプレーアート」に彩られたシャッターがいくつか見られる。
検索してみたら、描かれてもう5年も経っているようだ。
おそらく放送されたころは、注目も集めただろうし、斬新で新鮮だったかもしれないが、現在のような人の姿を感じないほどの状況になると、気味悪さを感じてしまう。
店舗自体にもう”ひとけ”がないこともあって、さまざまなところが荒れるに任せた状態。
そんななかで、ベンチだけは新しいように見えた。
もしかすると、平日のほうがもうちょっと賑わいがあるのかもしれない。
日曜午後に、確実に営業しているように見えたのは、惣菜屋とおもちゃ屋の2つだけ。
おもちゃ屋は駄菓子も売られているみたいで、数人のちびっ子たちが集まって遊んでいた。

あとから振り返って、気になったと言うか、気づいたことがある。
なぜか、精肉店が多かった?ということだ。
ざっと見たところ3店もあった。
ちなみに魚屋は1店しか見つけられなかった。
かつて、それだけ需要があったということだろうか。

この中央商店街を挟むように建つ団地のどちらも入り口が塞がれていて、すでに誰も居住していないようだ。
またすぐ近くの団地は、取り壊しの準備が進んでいて、仮囲いなどで立入自体できなくなっていた。
一方、商店街だけは、特に閉鎖や移転などについて、いろいろ検索してみたものの明確な日程を示すような情報は見つからず。
間違いなく計画は進んでいるはずだろうけど。
自分にとっては、今の静まり返った姿しか知らず、かつての賑わいは想像するほかない。
そう遠くない将来、取り壊され、新しく生まれ変わることは決まっている。
その一方、いま目の前にあるこの寂れた風景にも、たしかに時間の積み重ねがあり、それはひとつの歴史だとも思う。
これらが、すべてが跡形もなく失われてしまうのは、どこか惜しい──そんな感覚が心に残った。













