7332 東京BRTようやく”選手村”へ
東京BRTが、2024年2月1日から新路線開設と聞き、さっそく様子を見に行ってみることにした。
運行開始前から気になっている東京BRTだが、紆余曲折があるようで、なかなか予定通りに進捗していなかった感があるが、今回の晴海フラッグまでの路線の運航開始によって、これまでの計画が現実になった感じがする。
晴海フラッグ行きなのに、あえて「選手村」ルートと呼ぶのは、その名残だろうか。
このバスの乗車はもちろん新橋だが、新橋駅からの案内はあるものの不親切ぶりは変わっていない。
しかも途中で、案内が消えてしまうので、まさか大きな交差点を渡ったさらに先に乗り場があるなんてわからないだろう。
新橋の停留場には、多くのお客さんが並んでいたが、これは、HARUMIFLAGではなく、ミチノテラス豊洲行きのバスを待つ人たちだった。
昨日から新たに運行を開始したHARUMIFLAG行きのバスは、朝は”快速”となっている。
HARUMIFLAG行きを待つ人は1人だけで、発車時の乗客は自分を含めて4人しかいなかった。
車内に路線図が掲げてあったが、なんともわかりづらい。地元の人だったり、見慣れてくれば、わかるのだろうか。
バスはきめ細かく対応できるぶん、わかりづらくなりがちに思える。
7時44分が始発で定刻通りに発車した。
3つの交差点を通ると、築地虎ノ門トンネルに入る。
このおかげで、信号なしで一気に晴海まで行くことができるのだ。
そして、唯一の停留所である「はるみらい」に停車。ここで、自分以外の乗客3名が下車。
「はるみらい」を発車するとすぐに右折して、そのつきあたりがHARUMI FLAG(晴海五丁目ターミナル)となる。
唯一通過となる「晴海ふ頭公園」は直進方向にあって、バスは実際には通らない。
これはこの時間帯は利用客が見込めない一方で、すみやかにHARUMI FLAGへバスを回すため”快速”扱いとしているのだろう。
晴海五丁目ターミナルが、HARUMI FLAG停留所の正式名称だろうか?
6か所の乗り場と船着き場、シェアサイクルや自転車置き場などが並ぶ。
バス停の所に気持ちばかりの屋根があるだけで、ずいぶん”開放的”だ。
ここで”バスを待つ”ということをあまり想定していないような造りだ。
船着き場もあって、いずれは船との連絡も想定しているのだろう。
やっぱり気になるのが”快速”の表記。
たった一つの停留所を通過するだけなので系統を分けるのを嫌ったか、”通過”の注意書きだけでは足りないと考えたのか、あえて”快速”とした表記はちょっと珍しい気がする。