7324 アルインコ
近くのマンションで大規模修繕工事が行われていて、その足場に掲げらえれていたのは「ALINCO」のロゴだった。
懐かしい!テレビショッピングでよく見た。
あれ、そのアルインコと同じだろうか…と思ってすぐに検索したら、同じ会社だった。
そもそも、アルインコは、戦前に設立された鉄工所から始まり、元からそして現在も、足場や締め付けるためのクランプなどの製造が主力事業で、アルインコと社名を変更した1983年からテレビショッピングに進出したようだ。
その後、テレビショッピング事業からは撤退したものの、販売していたフィットネス関連商品の取り扱いは現在でも続いている。
そういえば、他の通販会社は現在どうなっているのだろう…時になり始めて、いろいろ検索してみた。
思い出すのは、「二幸」「日本文化センター」「日本直販」の3社だ。
1963年(昭和38年)ビルの一室で創業した「二幸」は、1976年からテレビショッピング「二光お茶の間ショッピング」に進出して売り上げを拡大。その後、西友傘下となり、実質的に西友の通信販売部門も担っていたが、その後、消費低迷と競争の激化により売り上げは激減。2008年通信販売事業より撤退、西友グループ向けから始まった人材派遣事業に専念するようになる。2017年1月1日付で合同会社西友に吸収合併され法人格が消滅している。
「日本直販」は、前身の総合通信教育センター(のちの総通)が1977年より、テレビショッピングを開始。「高枝切りばさみ」「スーパーはぼき」などのヒット商品が有名だが、やはり消費低迷と競争の激化によって、総通は2012年民事再生法の適用を申請。トランスコスモスの支援を経て、ギグワークスに譲渡され、日本直販株式会社として現在も通販事業は継続している。
「日本文化センター」は、株式会社日本通信教育連盟(現・ユーキャン)の通信販売部門を担う一事業部として1975年設立。CMの最後に、歌で案内される、各地の地名と市外局番に合わせて、さまざまなバージョンが展開されていたことは、インターネットを通じて広く知られるようになった。現在も通販事業は継続中だ。
調べ始めるときりがないけど、なかなかおもしろい。