6190 スマートメーターに切り替わったけど…

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ちょっと前に自宅の電力量計が、いわゆる“スマートメーター”に交換された。

スマートメーターは、電力をデジタルで計測してその情報を電力会社に送信する電力量計で、これまで毎月あった検針が不要になる。

そればかりでなく、電気の使用量などが日ごとや時間帯ごとなどでもわかるようになる。

電力量計のデータはどうやって電力会社に情報を伝えているんだろう?…と気になって、調べてみるののの、結構専門的な情報が多く、自宅についているスマートメーターがどのような方法で通信しているのか?みたいなことはわからなかった。

いずれにせよ、スマートメーターで自宅の電気の使い方を“見える化”できるようになるのは素晴らしい。

このチラシだけで…
このチラシだけで…

そしてつい最近、「電気ご使用量のお知らせ(検針票)に関する重要なご案内」というお知らせがポストに入っていた。

前述の通り、スマートメーター化によって検針が不要になったことで、早くも検針廃止と紙の検針票配布を終了が行われることになる。

12月分より紙の検針票配布を終了することから、電気の使用量や電気料金については、インターネットで確認して…という。

もし引き続き、紙の検針票が必要な場合は連絡して…とあったが、逆に何も言わなければ、そのまま検針票は廃止されることになる。

なんだかかなり強引なやり方だなぁ…とは思ったが、「でんき家計簿」というサービスを利用すれば、必要な情報は見られるからいいかと思ったら、こんな記事を見つけて、びっくりした。

この記事でも、自分と同様、東京電力の進め方はちょっと強引でないかと感じているようだが、気になったのはこれだった。

過去の月の電気の使用量自体は、すでに東電が2012年から開設しているWebサービス「でんき家計簿」でも見ることができる。であるならば、わざわざ、新たな専用サイトを設けずに、でんき家計簿の利用を案内すればいいのではと思って東電の担当者に尋ねたところ、「でんき家計簿は利用が低迷していることから、2021年1月末をもってサービスを廃止する。今年11月末で新規の加入申し込み受け付けを終了する」という。その代わりとなるのが今回の専用サイトだというのだ。

なんと来年早々にサービス終了してしまって、かなり使い勝手の悪い専用サイトに強制移行させられてしまうようだ。

でんき家計簿では前年同月との比較がグラフ化されており、毎日の30分ごとの使用量もわかるようになっているが、今回の専用サイトではそうした機能が削り落とされている。東電の担当者によれば「30分値は閲覧のニーズが乏しかった」というが、使用量の多い時間帯がわかることで、節電意識を醸成する利点もある。スマートメーターの設置によって30分ごとの使用量を見られるようになった。これに対して、専用Webサイトでは、単に月々の電気の使用量や料金を見られるに過ぎない。むしろ時代に逆行しているのではないか。

そろそろ新電力会社に切り替えた方が良さそうな感じ。

Posted by ろん