7278 イルミネーションを”はしご”する
先日は、寂しくなった汐留のイルミネーションを見てみたが、それ以外では、賑やかなようだったので、見に行ってみることにした。
せっかくなら、いろいろ回ってみよう…と、あちこちへ。
まず向かったのは「目黒川みんなのイルミネーション 2023」。”目黒”川とは言っても、主催は”品川”のしながわ観光協会で、最寄りは大崎駅や五反田駅だし、最初はちょっと迷った。
LEDだからいろいろな色を出せるのだけど、ピンク色はちょっと珍しい気がする。
冬の桜の花見みたいな感じだろうか。
木と木の間隔が空いているので、ピンク一色に染まる…という雰囲気ではないけど、歩く人も多すぎないので、のんびりと散歩するにはよさそう。
続いて向かったのは渋谷。
当然ながら、ものすごい人で、どこもかしこもごった返している。
会場は、渋谷駅から少し歩くのだけど、青いLEDが目印で、イルミネーションに導かれるようにして向かう。
会場は、歩行者専用で幅が広く、歩きづらさは感じない。他に完全に青一色。
こういった状況だとカメラとしては苦手なのか、青色がにじんでしまって、きれいに撮れず、あらためて写真で見ると、ものすごく怪しい感じになってしまう。
実際もそんな感じではあるから、完全に誤ってるわけではないのだけれど…
これだけたくさんの人たちが来ているのだから…と自治体もPRに余念がないが、人が集まってくれるわけではない。薄暗く青い背景のなかで、”ゆるキャラ”だけが鎮座する風景は、なんだかちょっと物悲しい感じがしてしまう。
一番元気だったのは、このイベントのタイトルにもなっている、パスタのPRだった。
”青の洞窟”というイベントのタイトルそのものが、パスタのシリーズ名なのだから、徹底的に推してくる。
あとは、ふつうにお祭りみたいな屋台が並んでいた。
イルミネーションの”はしご”の最後は、原宿駅のほうへ向かって表参道方面へ。
この時期のイルミネーションの”老舗”みたいな感じがするが、調べてみると、始まったのは1991年だったが1998年に、交通渋滞や歩道の混雑などの諸問題により中止となるものの、2009年に復活して現在に至るそうだ。
暖かみのある色合いは、イルミネーションの”王道”といった感じがする。
こうして3か所のイルミネーションを見てきたが、新型コロナウイルスの感染拡大期に軒並み中止になった時期を思い出せば、こうして気兼ねなく歩けるようになったのは、とてもありがたいと、しみじみ思ってしまう。