7262 企画展「臥遊(がゆう)」
慶應義塾ミュージアム・コモンズで開催中の企画展「常盤山文庫×慶應義塾 臥遊(がゆう)―時空をかける禅のまなざし」を鑑賞。初めて行った施設だったが、その名の通り、慶應義塾大学が運営する施設で、三田のキャンパスは文化祭をやっているようだった。
キャンパスからではなく桜田通り側から入館。
エレベーターで会場のあるフロアに行くと、まずこちらへ…と展示室に案内される。
たいていは、まず、パンフレットや説明などがあって…という段取りになるものだが、あれ?…という間にさっそく展示が始まった。
臥遊(がゆう)とは、「寝そべりながら、山水の絵を眺めて、その世界に遊んだ気持ちになること」だそうだ。
のんびり気楽に絵を眺めるってことか。
ただ、解説が一切ないのは、ちょっともどかしく感じてしまった。
やっぱりどういう内容が描かれているのかを知りたいと思ってしまう。
これは、どうやらこれがここの方針のようで、2つめの展示室を出るときに、初めて展示リストなどを渡された。最初は、あえてそのまま鑑賞して、2度目に解説を読んで…ということのようだ。
自分の場合、もともとあまり時間がなかったこともあって、はっきりわからないまま鑑賞し終えてしまった感じ。
もともと一部を除いて作品全体が薄暗い色調であったり、展示されている位置は少し距離があるため、ちょっと観づらい。
何が描かれているのかわかりづらいなかで、初めて鑑賞するわけだから、どうしても限界がある。
もちろん、見たままを感じることに意義はあるとは思うが、できることなら、観る側にも選ばせてもらえるとありがたいと思ってしまうのは、わがままだろうか?