おどろいた りす/マーガレット・ワイズ・ブラウン

■文学・評論,龍的図書館

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おどろいた りす
マーガレット・ワイズ・ブラウン (著), イーラ (写真), 戸澤柊 (翻訳)
‎ 文遊社 (2018/12/20)

ハムスターをはじめとする齧歯目を見かけると、つい気に留めてしまう。

図書館でおじゃこが見つけて、自分も気になって読んでしまった。

これは、りすがさまざまな動物たちと出会う…絵本ではなく写真だ。

一匹のりすが、ネコ、オ独ウムかなり、ウサギ、サル、イヌたちと出会って、彼らと他愛のない会話を交わす。

そこにはこれといって大きな事件などあるわけでもない。

話の内容は、リスとさまざまな動物たちが会話を交わすなんて、ちょっとしたメルヘンチックな話だ。

でも、全編、絵ではなくモノクロ写真…。

“メルヘン”と“リアル”が同居しているという、なんとも不思議な、これまで見たことのないかなり独特な世界観だ。

なんとなくだけど、こういった内容は日本ではまず見られない作品だろうなぁ…と感じた。

もっとも印象に残ったのは、りすの圧倒的な躍動感だ。

こういう姿を見かけると、また歴代のハムスターたちを思い出してしまう。

Posted by ろん