7133 さがみはらリニア広場
静岡県知事の抵抗だけが原因ではないかもしれないが、当初の予定だった2027年の開通が絶望的となった、リニア中央新幹線。
工事の進捗は気になるものの、工事の大部分が地下ということで、なかなか様子を見る機会はなかった。
そんななか、橋本駅前で工事中の”神奈川県駅(仮称)”の工事現場が定期的に公開されていると知って、見に行ってみることにした。"横浜のチベット"を見たあと、相鉄いずみ野線湘南台駅へ。
そこから小田急江ノ島線に乗り換え町田駅へ。
ふだん乗らない車窓はとても新鮮。
米軍基地が見えると、なんとなくドキドキしてしまう。
橋本駅に到着。
ショッピングセンターの広告に、リニア中央新幹線のイラストが載っていた。
駅前の案内図を見ると、だだっ広い空白になっている場所があって、これがリニア中央新幹線の駅になるところだろう。
橋本駅の橋上駅舎の窓から、工事現場がよく見えた。
ひろばの開場まで10分ほど前だったが、もう数人ほど人が集まっているようだった。
ひろば入口はちょっと目立たないが、開場前から並んでいる人たちがいたのですぐにわかった。
横断歩道はないので、歩道橋で目の前の道路を渡る。
10数人ほど集まっていた。
遠くから来たというより、比較的近所の人たちが多かった感じがする。
10時2、3分ほど前に開場。大量のフレコンバックを横に見ながら、緩やかな坂を上がっていく。
ダンプカーが行き交う様子を見ながら、さらに坂を上がっていく。
上がった先は、かなり広い”広場”になっていた。
”神奈川県駅”の工事現場が一望できるようになっていた。ただ実際の現場はもうかなり下の深いところにあるので、実は直接の現場は見えない。
土曜日だが、工事は行われているようで、ダンプカーが行き交っていた。現場から出ていくダンプカーは、必ず一旦停止させられて、荷台にカバーが掛けられ、さらにプールの腰洗い槽のような場所を通ることで、タイヤに付いた土を洗い落とすようになっていた。
周囲への配慮が垣間見えた。
工事開始前の様子の写真が紹介されていた。かつて相原高校があった場所のようで、緑の多かった風景を見ると、ここの卒業生にとっては残したかった風景だっただろうな…と思ってしまった。