7129 タッチ決済を思いとどまらせる理由
以前からタッチ決済の普及が進んでいないことについて気になっていたが、こちらのサイトでもそのことについて触れていた。
クレカの「タッチ決済」 なぜ利用率は低いままなのか
Visaのタッチ決済に対応したカードの日本での発行枚数が、3月末に1億枚に達したことが発表された。一方で、対面決済での利用率は20%未満にとどまる。なぜ利用率は低いままなのか、背景を考察する。
Visaでは、タッチ決済であっても「いつもの通り『Visaで!』」と伝えるよう案内しているという。
それはそれで決済はできるだろうが、タッチ決済をしたいというこちらの期待通りにならず「カードリーダーに差し込んでください」となってしまうことは多々ある。
こちらは接触不良とか暗証番号の入力などの無用なトラブルや手間をなくしたいから、タッチ決済したいのだ。
店にしてみたら、どんな支払い方でもいいから、クレジットカード=カードリーダーに差してくれれば間違いなく決済される…と考えて、あえてそれ以外の選択肢を意識したくはないのだろう。
でも、よけいなトラブルが減るというのは、店にとっても悪い話ではないはずなのに…。
そして、今回特に気になったのは、タッチ決済のマークもかなり紛らわしく、わかりづらいということ。
決済端末にロゴのように記載されていても、店によってはタッチ決済の意味ではないのだ。
これはもう”トラップ”だ。
使い慣れているお店ならともかく、あまり来ない店だと、どんな決済ができるのかわからず、レジの前で大量の決済手段にかかわる情報に初めて接して確認することになる。
タッチ決済のロゴかと思ったら、それは無関係っていうのは、罠みたいなものだ。
例えばこの店では、非接触決済できるのは交通系ICカードのみのようなので「クレジットカードのタッチ決済はできません」とひとこと付け加えてほしいと思った。
となると、また貼り紙の情報量が増えるわけで…何とかならないものなのだろうか。