7024 専門家らしいといえばらしいけど…

新型コロナウイルス

しばらく、新型コロナウイルス関連の話が続くが、感染が落ち着いてくる一方で、”専門家”の意見が”浮いて”来てしまってるような気がすることが増えた。

代表的な感染対策のひとつとして用いられてきたアクリル板の効果は様々な対策が同時に行われてきたため「効果の評価は困難」という見解を示したという。

世界的に見ても、これだけアクリル板が溢れかえる国は、日本だけなのに、他国と比較して効果があったという結果はない。

だとしたら、アクリル板は「意味がない」ということになりそうなものだが、そうならない。

断定できる証拠がない以上、否定することができないのが“専門家”だからだ。

その結果、明確な結論が出せなくなり、わざわざこうしたコメントを追加してしまうのだ。

一方で、飛沫(ひまつ)を物理的に遮断する観点からは有効と認めていて「今後も活用はあり得る」としています。
空気中を浮遊する微細なエアロゾルに関しては十分に遮断できないため「換気の徹底が重要」だということです。
今後、仕切りを撤去した場合でも感染が拡大した場合の再利用に備えて当面は保管を勧めています。

あらためて考えれば、こうした見解を出すところまで専門家の役割であって、それをもとに判断をするのが、ひとりひとりの個人であり、それを取りまとめるのが政治となるが、その動きは極めて遅い。

感染者数の減少が底を打ってしまうと、ふたたびアクリル板が”活躍”することになってしまうのだろうか?

Posted by ろん