7007 在来線

人文・教育・思想

在来線の英語表記
在来線の英語表記

地下鉄東西線の大手町駅は、JR東京駅の北側を東西に貫くように立地していて、他の地下鉄よりもJRとの乗り換えの方が便利かもしれない。

そんな東西線の改札口で、こんな案内表示を見掛けた。

在来線 Conventional Lines

新幹線はそのまま“Shinkansen”となっている。

Conventionalという単語からは、Convention(コンベンション)という単語を思い出す。

コンベンションセンターといった言葉で使われるように、Conventionは、会議とか大会、集会の意味というのは何となく知っている。

これが形容詞となったものが、Conventional=在来の という意味にっているようだが、「大会」と「在来」というのが、つながりが見えない。

調べてみると、こちらのサイトにこのような解説があった。

con-「共に」vene「来る」-tion「こと」-al「形容詞」

つまり「集まる習慣のようなこと」が、Conventionalに(集団内の)因習、しきたり、慣習、慣例という意味を持つようになったようだ。

そして、こんな感じに変化したのかもしれない。

集まる習慣のようなこと
→慣習的なこと
→継続していること
→これまであったこと
→在来

言葉の変化を追ってみると、ときどきこうしたおもしろさを見つけるときがある。

Posted by ろん