6586 リアルって?
今年も、流行語大賞が発表された。
近年、批判的な意見が増えているような気がするが、今年は比較的受け入れられそうな言葉が多かったと思う。
それでも、相変わらず“初耳”の新語流行語も多いなぁ…という印象は否めない。
年間大賞は「リアル二刀流/ショータイム」だった。
そもそも、二刀流というのは、大谷翔平の活躍のことであって、言葉が流行したわけではなく、流行語として取り上げられること自体、違和感はある。
まぁ、”二刀流”という言葉だけなら、流行とは言わなくても、ニュースなどでも見聞きする機会が多かったのは事実だけど、特に気になったのは”リアル”のところだ。
実際、”リアル”という言葉を意識したことは皆無だし、それはおそらく世の中の人たちのほとんどがそうだと思う。
ニュースや会話のなかで、二刀流という単語の前に、“リアル”という単語を使ったことがあるだろうか?
なぜ、わざわざ“リアル”を入れたのかが謎だ。
さらに言えば、そもそも言葉としても変だ。
リアル…つまり日本語として「現実」と訳すならば、現実の二刀流…って一体なに?と思ってしまう。
まぁ、この新語・流行語大賞は、1年を振り返りつつ、こうしてツッコミを入れるイベントなのだろう。