6410 くれま逝く
夕食後、テレビを見ていると、くれまが、今朝あげたパンの耳をかじり始めた。
ここ数日で一気に弱ってきて、寝ている状態が長く続くようになったが、何かを食べるときやトイレ(砂場)への移動だけは、しっかり動いていた。
だから、動き始めたときを見計らって、夜の投薬と高栄養食を与えるタイミングにしていたのだ。
今夜も今だ!と思って、薬をあげたり、お尻を拭いたりしていたら、突然、身体の力が抜けたような感じがした。
息も絶え絶えとなったのがわかった。
そこからは早かった。10分も経たないうちに、くれまは逝ってしまったのだ。
明後日で、うちに来てからちょうど2年を迎えるところだった。
今年6月の通院で、ハムスター特有の心臓や肺に病気があるということがわかってからは、特に体調に気をつけていたが、その後、徐々に具合が悪くなってきていたこともあって、ある程度の覚悟はしていたものの、“その日”が来るとやっぱりショックだ。
くれまと過ごした2年という期間は、まさにコロナ禍の真っ只中だった。
毎回ハムスターとの別れはつらいが、より密度の濃い時間を過ごしたくれまとの別れは、またちょっと違う感じがする。
くれま、一緒に過ごしてくれて、楽しかった。ありがとう。