6406 問題なのはそれじゃなくて…

社会・政治・事件

こういうこともあるんだ…と、気になった。

国土交通省は、車いす利用者などの乗降情報を駅員と乗務員で共有する際、駅のアナウンス以外の方法を検討するよう全国の鉄道事業者に要請した。アナウンスを他の乗客に聞かれることで、車いすなどの女性が痴漢やストーカー被害に遭っているとの情報が障害者団体から寄せられたためだ。

電車に乗っていると、たしかに、こんな感じの放送を聞く。

「業務放送、◯号車、お客様ご案内中」
「業務放送、お客様ご案内終了。◯◯◯まで」

車椅子の乗り降り
車椅子の乗り降り

こういった放送があったときは、車椅子の乗り降りを駅員が介助していることが多い。

混雑した時間帯にすばやく完了させなければならないので大変そうだ。

その作業のための業務放送なのだが、このニュースによれば、これによって他の利用者に、障害者らが乗っている車両や降車駅がわかってしまい、置換やストーカー被害に遭ってしまう可能性があるから、変更してほしいというのだ。

でも業務放送って本当に関係があるだろうか?

たしかに無関係とは言わないが、放送があろうがなかろうが、乗り降りは誰の目にも触れるわけだし、そもそも悪意がある者にとって、放送の有無が影響するだろうか?

この問題は、痴漢やストーカー行為は、健常者と同様に、障害者にもあるということをより多くの人に知ってもらって、未然に防ぐようにすることだろう。

ただでさえ、そうした行為を見かけても、できるだけ関わりたくないということで距離を起きがちだから、もっと関心を持ってもらう必要があるように思う。

被害に遭っていても声を上げられない人たちがたくさんいるはずだ。

Posted by ろん