6335 提灯殺しの今
高さが1.5mしかない高輪橋架道橋下区道…通称“提灯殺しのガード”は、高輪ゲートウェイ駅やその周辺の再開発工事によって、使用中止になる予定だ。
ちょっと前に行ったつもりになっていたが、調べてみたらもう7年以上前のことだった。
なくなってしまう前に、また見に行きたいと思っていたが、例によってなかなか行けずじまいだったが、今日ようやく見てこられた。
最初、場所がわからなくて通り過ぎそうになってしまったのは、以前のように自動車の通行ができなくなり、歩行者と自転車専用通路となって、入口がわかりづらかったからだ。
そして、ルートも大きく変わって、ガードすらなくなって、しばらく地上を歩くようになったのは、上を走っていた山手線と京浜東北線が海寄りに移ったためだ。
工事現場を避けるように歩道は、左へ右へと何度か曲がり、ちょっとした坂を降りるとガード下にやってくる。
天井に頭が当たりそう…ではなく、確実に当たるガードだ。
高輪方面から芝浦方面へ行く人も、その逆も結構多い。
ガードの下で写真を撮ろうと思ったが、留まるのも憚られたので、体を窄めたり、首を曲げたりしながら進む。
長い…。
でも、以前はさらに長かったのだ。
ようやく出口。
このあたりは以前と変わっていないが、そう遠くない将来、ここも風景は変わってしまうのだろう。
今日歩いてきたルートは、また明日から変更になるようで、完成まではかなりの変化があるだろう。
また数年ほど来なければ、すっかり変わってしまうだろう。
かつては水路だったそうだが、こうした歴史を感じさせるような場所がちょっとずつ消えていくのは寂しい。