6275 都民にとって最大の敵と言われても…
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されはじめたころの、小池東京都知事の“発信力”は、マスコミにも大きく取り上げられ、注目を集めた。
しかし、コロナ禍が長期化するにつれて、すっかり“ネタ切れ”状態となって、同じことばかり言う状態(正念場)になってしまった。
他の知事は賛同していると嘘を言って、一都三県を自分の意見にしようとしたやり方が暴露された件は、とても不誠実な印象を感じてしまう。
実際、緊急事態宣言に対して、自分はどういう考えなのかをあえて明言しないのは、国や別の知事などに言わせることで、自分に責任が及ばないようにしているとしか思えない。
どちらに転んでも、感染防止を訴えていれば一定の責任を果たしたことになるわけで、世論や支持が割れるような、宣言の延長か解除を明言しない方が得策と考えてるのだろう。
振り返れば、築地市場の豊洲移転問題でも、自分にとって有利に働かせるために問題を“利用”しただけで、その引き換えに、事態を無駄に引き伸ばし、余計な税金を投入させたように思える。
だから、こんな記事が出てくると、いろいろ考えさせられる。
知事を選んだのは都民だと言われるとその通りなのだけど、少なくとも僕は選んでいない。
こういう状況は本当に困る。