6162 分離派建築会100年展

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撮影できるのは唯一これだけ
撮影できるのは唯一これだけ

パナソニック汐留美術館で開催中の「分離派建築会100年展」を鑑賞。

明治時代、お雇い外国人から西洋の建築を学んでいった日本では、これまで見られなかった建物がつぎつぎと作られていった。

大正に入り、そうした建物が本当に日本にふさわしいのか…という疑問や、「建築は実用品であって、芸術性は不要である」という考えに対する行動が「分離派建築会」という建築運動という。

分離とは「過去の建築圏から」という意味だそうで、1920年(大正9年)に結成された。

このあたりのことは、ちゃんと企画展の解説などにも書いてあったし、展示内容はこちらに詳しいが、全体的にどうもわかりにくい感は否めなかった。

建築様式の変遷というのは、言い換えれば、“ブーム”の変化みたいなものだろうから、当時の世相や、当時造られた建物の共通点などを見つけていくと、もっと楽しめるだろうなぁ…と思う。

そういった意味で、現存する“分離派”の建物探訪などの提案などがあってもいいkなぁ…とも思ったが、そうなると、この企画展の趣旨とは違ってしまうのかも。

あと…最近の傾向として、どこの美術館でも写真撮影はかなり寛容になりつつあるが、このパナソニック汐留美術館は頑なで、とても厳しく、入口の風景ですら認められないのは、ちょっと残念。

Posted by ろん