6157 久しぶりの埼玉県立近代美術館
京浜東北線北浦和駅からすぐのところにある、埼玉県立近代美術館にやってきた。
相当久しぶりだ。
北浦和公園のなかにあって、日曜午後ということもあってか、家族連れでものすごく賑わっていた。
まずは、常設展「MOMASコレクション展」…つまりは収蔵品展へ。
すぐ脇に外に出られるようになっていたので、まずはそちらへ…。
あまり数はないが、屋外の展示も楽しめる。
モネや、ルオー、ロダンといった比較的名前の知られた作家の作品が並ぶ。
写真撮影もOKだ。
展示されている作品は特にテーマが決められているわけではなかったが、前半は海外作家、後半は埼玉県ゆかりの作家の作品が展示されているようだった。
後半も収蔵品だが「異界/異形のコスモロジー」というテーマに沿った展示がされている。
こちらは、シュルレアリズムにを意識した内容らしく、冒頭の解説にもその旨書かれているのだが、これがまた、かなり硬い文章で、いまいち理解に時間が掛かる。
こちらは写真撮影不可。
いずれも、詳しい解説は「ポケット学芸員」というアプリで…ということになっているようだったが、解説内容はかなり硬めで、そもそも載ってない作品が多く、もうちょっと充実してほしいところ。
企画展は「MEDE SUWARU − 今日みられる椅子」
”みられる”っていうのが、あれ?と思ったが、これは、以前は「座れる」だったようだ。
それが、このコロナ禍によって、感染拡大防止のため、変更されたようだ。
仕方がないとはいえ、観るのと座るのとでは、全然違う…。
椅子は当然だけど、目的は”座る”ためのものだ。
たった1つの目的しかないのに、こんなにもたくさんの形や色があって、しかもそれが尽きることがないんだ…と思った。