6158 どうしてそんなに時間が掛かるの?

社会・政治・事件

野生の鹿が線路内に座り込んでいるというニュースを聞いて、いったいどこなんだろう?と思ったら、身近な東武東上線だったので、ちょっと驚いた。

どうやら電車に接触して怪我をしてしまったそうで、3日間もの間動けない状態だということだった。

その後、終電後に捕獲活動が行われたものの、けがの状態がひどく、その場で安楽死させられたという。

3日も放置させられたうえに、安楽死とはあんまりだ。

伝えられる記事によれば…

(埼玉県のみどり自然課によると)捕獲活動までの3日間は「シカに近づくことで、暴れ出して電車が止まってしまう恐れもあり、見守らせていただいた」と説明。同課は「野生動物を捕まえるには許可が必要な上に、今回は鉄道の敷地内ということで、入れる時間も限られている。野生動物は力が強いので、蹴られてけがをすることもある。段取りなどを慎重に進めた」とした。

…というが、本当にそうだろうか?

そもそも、埼玉県の鳥獣保護の担当は、このコメントを出している県のみどり自然課なのに、そこが“野生動物を捕まえるには許可が必要”なんていう説明は、ちょっとおかしい。

その調整をするのが、担当部署の役割だろうし、線路内で入れる時間が限られていると言うが、結局捕獲したのは結局3日以上も経った“終電後”なのだ。

なぜこんなに時間が掛かるのだろう?

時間を掛けて意味があることならいざ知らず、放置しても事態が改善することなど考えられないことだったから、無駄な時間を費やしたことに、よけい憤りを覚えてしまった。

Posted by ろん