5970 Fukushima50

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いわき駅に着いてどうするか検討した結果、映画を観ることにした。

日帰りの旅の途中に、映画を盛り込むなんて、もちろん初めてだが、映画の舞台となった実際の現場に最も近い映画館でこの映画を観ることには、なにか意味があるような気がした。

いわき駅前にある映画館は、かなり小ぢんまりとしていて、上映30分くらい前に入館したが、客はおろかスタッフの姿もなかった。

誰もいない…
誰もいない…
映画館で映画なんて久しぶり
映画館で映画なんて久しぶり


このまま誰も客はいないんじゃないか…と思っていたが、10分くらい前になると続々とお客さんが集まり、20人くらいになった。

中に通されると、これまた想像以上に小ぢんまりとしたスクリーンだった。

観客は20人ほどだった
観客は20人ほどだった
ビックリするほど小さい
ビックリするほど小さい


でも、映画館で映画を観るというのは、やはり迫力が違う。

Fukushima50
Fukushima50

この映画は、東日本大震災の発生した津波により、福島第一原子力発電所で深刻な事故が発生。その収束のために現場で命がけで対応した約50名の作業員の戦いを描いた作品だ。

かなりテンポがいい。

いろいろな前振りもなく、地震発生直後から物語が始まった。

当然ながらCGを多用しているはずだが、それをほとんど感じさせないほど、かなりリアルに描かれていて、物語に集中できる。

多少の誇張や脚色はあるんだろうなとは思うが、概ね事実に基づいている気はした。

先日の震災の日にも書いたが、いままさに起きている、新型コロナウイルスの対策でも、原発事故の時と同じで、“現場”は大変なことが起きている。

命に関わる事態が、福島第一原子力発電所だけでなく、それこそ全国各地で起きているといっても過言ではないのだ。

賛否両論がある作品と言われるが、問題を提起するというのは、いいことだと思う。

Posted by ろん