5787 わからないことが多い保安検査ミス
大阪伊丹空港の手荷物検査で、刃物を持った男性を通してしまうというミスが発生した。
この対応で保安検査場を封鎖して、すべての利用客の検査をやり直すなどしたため、空港は2時間閉鎖され、30便が欠航したうえ、多数の便で遅れが出た。
なぜこんな”初歩的”にも思えるミスが起きたのかも気になるが、それ以上に問題なのは、この対応の内容だ。
まずわからないのは、保安検査場閉鎖と再検査を始めたのが9痔40分という時間。
問題が発覚したのが午前7時だったから、2時間40分ものあいだ、空港は平常通りの運航を続けていたことになる。
それまでの間、男性客を探していたというが、そもそも搭乗予定便に乗ったのだろうか?
それについてはどの報道でも触れられていない。これも気になるところ。
保安検査場を通過したということは、男性客は防犯カメラに写っているはずで、その人がどの便に乗るかは確実に分かるはず…だと思うのだけど、そうではない…ということなのか?
そして、2時間40分経ってから閉鎖って、いったい何のためだろう?
男性客がほかの客に刃物を渡したかもしれない…ということを意識したからか?
ちょっとわからないことが多いが、いずれにしても、この対応はお粗末だったし、これでは、保安検査場で何か問題があるたびに、いちいち全員やり直しみたいなことが起きかねない。
ルールや対策方法を見直して、再発防止に努めてもらいたいと思った。