5635 新元号「令和」の号外
新元号は「令和」に決まった。
当然号外が出るだろうと思って、絶対に配布されるはずの新橋駅に向かった。
時間は、もう13時を回っていたので、さすがにもうないかな…とは思ったが、号外を持っている人とすれ違ったから、とりあえず行ってみた。
人だかりができてる。
「最後尾」と書かれたプレートを持った人がいたので、その後ろに並んだらいいかなと思ったら、その人が「号外の列ではありません!」というので、さらに見回してみると、別の人だかりがあった。
手を伸ばす人たちが集まっているところを見ると、これは間違いなく号外だ。
これをもらいにきたのだから、なんとかその中心に突っ込んでいくが、ものすごい人の圧力に負けそうになる。
それでもなんとか、入り込んだところで、ある若い男性が数枚束でもぎ取って外に出てきた。
それをまた、みんなが群がったところに、僕も割り込み、なんとか1部を入手した。
でも、もうしわくちゃだ。
穴まで空いてる。
受け取れなかった人たちにしてみれば、それでもないよりはマシで、写真に撮らせてもらえますか?…と、何人もの人たちに頼まれた。

SL広場の前は、そんな感じで、見知らぬ者同士で、撮影会が行われていた。
ふだんなら決して見られない、光景だった。

そのまま帰ろうと思ったが、ふと、ここまできたなら、ちょっと歩いて、朝日新聞の本社に行ったらもらえるかも…と、小走りで向かう。
読者ホールに行ってみると、120部を配布するとのことで整理券をもらった。
やった。

はやくも、新元号のパネルを持って記念写真が撮れるようになっていて、せっかくだから…と写真を撮ったりして、号外の配布を待った。
数分ほどして、整理券と交換で、号外を入手。

当然ながら、こちらは綺麗な状態だ。
もう昼食の時間はなくなってしまったが、この日のことを思い出す日がくれば、それはそれで、いい思い出になりそうな時間だった。