6664 ロシアのウクライナ侵攻で変わる考え方

社会・政治・事件

ロシアのウクライナに対する侵攻が続いている。

落としどころの予想がつかないだけに、不安が募る。

戦場から遠く離れた日本からですら、そんなことを思ってしまうのに、ウクライナの人たちの心中を察すると心が痛む。

このニュースを聞いて、事態の深刻さを実感した。

アメリカが検討していたのは、ポーランドがミグ29をウクライナに提供して、その代償としてアメリカがポーランドに別の戦闘機を提供するプランだった。一方、ポーランドは、ミグ29をアメリカに提供するプランを発表。アメリカを通してウクライナに提供することを示唆したが、アメリカ政府は拒否した。

ロシアと交戦中のウクライナに戦闘機を提供すれば、ロシアの報復攻撃を受ける可能性が指摘されている。ポーランドもアメリカも自国の手は汚さないように「どうぞどうぞ」と譲り合う状態になっている。

自国が戦争に巻き込まれるのを恐れる諸外国は、できるだけ穏便にやり過ごそうとして、重い腰をなかなか上げようとしない。

ウクライナへの侵攻とその後の経過は、一度戦争が始まってしまったら、外国に頼ることはできず、結局は、自分たちで戦うしかない…ということを見せつけることになった。

そして、戦争は核保有国が圧倒的に有利であることをも知らしめた。

これまでは、たまたま平和が維持されてきただけであったことがわかったのだ。

もし、このままロシアの意のままに事態が進んでしまったら(進みそうな状況だが)、結局は攻めた者勝ちという前例を作ることになる。

ちょっと大袈裟かもしれないけど、人類は新しい段階に足を踏み入れてしまった…なんてことを考えてしまった。

Posted by ろん