5350 ハトヤホテル
僕の世代より上であれば、おそらく誰でも知ってると思う、このCMソング…。
♪ 伊東に行くならハ・ト・ヤ 電話は、ヨイフロ
実は、このハトヤには、以前から行きたいと思っていた。
より正確にいうならば、宿泊ではなく建物のデザインを見たかったからだ。
今回、伊東へ行ったついでに、ちょっとだげ寄れそうなタイミングができたので、積年の希望を叶えるときがきた。
勝手に海沿いにあると思いこんでいたから、小高い山にあるのを知って、ちょっとビックリ。
ちなみに海沿いにあるのは、ハトヤの姉妹ホテルである、サンハトヤだ。
細い道を上がって、ハトヤに到着。
最初から目に飛び込んだのは、独得な窓を持つ渡り廊下。気になる…。
建物が見渡せる場所に移動すると、CMでもおなじみだった、ハトヤ消防隊も見えた。
そろそろチェックインのお客さんが増え始めてくる時間だ。
フロントやロビーが賑やかになってきた。
天井の照明もちょっとレトロ感が漂う。
そして、まず、何よりすごいと思ったのは、電球の球切れが皆無であったことだった。
こうしたメンテナンスを維持し続けるというのは、想像以上に大変なことだと思う。
そして、ずっと見てみたかった渡り廊下を目にすることができた。
どう表現していいかわからないのだけど、明らかに”昭和”なのだ。
このデザインに囲まれて、いろいろと考えてしまった。…楽しい。
もっと、あちこちを見て回りたかったが、時間がないので、ざっと駆け足で見て回る。
写真も撮ったが、慌ててしまったせいか、何枚もブレてしまったことがとても悔やまれる。
かつて公衆電話が置かれていた場所には、代わりに無線LANルーターが置かれていたが、まさに、これも時代だよなぁ…と、あらためて実感した。