5274 マリメッコ・スピリッツ
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催していた「マリメッコ・スピリッツ展」を鑑賞。
今日が最終日ということもあってか、観覧者が多かった。
マリメッコの、ウニッコに代表されるような独特のパターンと色使いは、自分も意識して見る機会が多いので、なんとなく身近で見慣れているが、最新のデザインを俯瞰したり、デザイナーの制作過程に触れる機会というのは、それほどないので、興味深い。
どういうことをイメージして作られたんだろう?…などと考えながら、見ていくと楽しい。
地下の展示フロアでは、3人のデザイナーが「JAPAN」をテーマにした新作を披露。その創作過程も紹介。
興味深いのは、全員が、一度も来日したことのないフィンランド生まれフィンランド育ちだということだった。
まさに三者三様なのに、どれも、マリメッコらしい感じ。
フィンランド人から見た日本のイメージって、こんな感じなのかなぁ…なんて思いつつ見てたら、なんとなく安倍首相みたいな人も…。
いろいろと試行錯誤した様子が、展示されていたアイディアラフから感じられる。
ずっと緑色だったのが、最後の最後に、黒と茶になっている。苔のイメージのようだ。
パーヴォ・ハロネンの「JAPAN」無料の企画展ながら、けっこう充実した内容だった。
最終日に間に合ってよかった。