4546 虚しい賭け
しかも、それが、いずれ大きな問題になってしまう可能性があることも、わかっている。
でも、それをあえて放置している。
なぜか?
それは、問題が大きくなる可能性はあるが、逆に、大きな問題にならない可能性だってあるからだ。
つまり、僕は、虚しい賭けをしている。
いや、そもそも、”問題”なのだから、放っていいわけがない。
起きている問題の状況は、ほぼ理解しているし、どういうふうに対策を取ればいいかということについても、ある程度はわかっている。
じゃあ、すぐ対処すればいいはず…でも、やらない。
なぜか?
それは、周囲や上長の”報告”が大変だからだ。
報告をするためには、情報を取りまとめ、想定されるあらゆる質問に備えて、準備をして…という時間が必要だ。
しかし、対応できる時間は限られ、どんどんと、さまざまな新たな、そして重い問題が割り込んでくる。
「抱えている問題」と「目の前に現れた重い問題:を比べ、後者を選ぶ方が、まずは仕事が回ると判断しているのだ。
これも、ある意味賭けだ。
前者の問題が、実は大変な問題抱えていないとも限らないからだ。
対処が遅れることで、問題が大きくなることだってある。
それでも、賭けを続けいている。
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こんな虚しい賭けをやめたい。どこかでこの状況を断ち切りたい。
まずは、問題から逃げず、立ち向かうことから始めないと…とは思うのだけど…