4350 “ガラケー”は未来の電話?
スマートフォンの普及にともなって、携帯電話=スマホ…という呼び方をするのが一般的になった。
一方、スマートフォンじゃない従来型の携帯電話の場合、「ガラケー」という言い方が、かなり一般的になっている。
日本独自に進化を遂げ、世界にも類を見ない、多機能な電話となったことから、大陸から隔絶され独自に進化したの動物になぞらえて、“ガラパゴス”携帯と呼ばれるようになったのが由来だ。
なかなか、おもしろい表現だとは思うが、この表現自体“ガラパゴス”であり、おそらく通用するのは日本のみ…ってことになるのかも。
先日のこと…。
社内でのやりとりの中で、このいわゆる「ガラケー」を指して、「フューチャー・フォン」と書かれていたのを見かけて、「あれ?」と思った。
たしか英語では、そんな感じの表現だったと思う。
フューチャー?
バック・トゥー・ザ・フューチャーの、フューチャー(future)である。
つまり、未来の…という意味か。
たしかに、iモード全盛期のころ、次々と登場する多機能な電話は、未来を感じさせたっけ。
でも、だからと言って、フューチャー…とは、ずいぶん大きく出たな…と思ったら…。
正しくは、フィーチャー・フォン(feature phone)だった。
「特徴のある」という意味の、“フィーチャー(feature)”である。
ちなみに、アーティスト名で、ときどき見かける、featuring も同じ意味だそうだ。
ガラケーって、未来の電話だと、思いこんでいたのは、ここだけの秘密。