4220 その自信はいったいどこから?
先日記した、全盲の障害を持つ女性の杖に躓き、その腹いせにその女性を蹴飛ばし怪我を負わせた事件…
どうやら事件を起こしたのは、重度の知的障害者だったということがわかった。
そのため、取り調べに対しての受け答えすら困難な状況という。
となれば、今回の事件は“特別”だった…。
…となれば、まだよかったのだけど、どうもそういうわけではなさそうだ。
実際、被害に遭われた方は、今回のように、けがを負わされないまでも、これまでも、見知らぬ人から、舌打ちされたり、心ない言葉を掛けられたりすることも少なくなかったようだ。
また、この記事で取り上げられてるように、目が見えない方にも非があるという意見が少なくないというのだ。
これはいったいどういうことだろう?
自分は絶対に、こうした目が見えなくなってしまうという境遇になり得ないと思いこんでいるのだろうか?
その自信はいったいどこから生まれるのだろう?
そう思えてしまう人は、ある意味で幸せなのだろうけど、僕から見たら、不幸に思える。
人の立場に立つということは、そんなに難しいことだろうか?