4236 秋の鈍行ひとり旅2014(2日目)
旅の2日目(1日目はこちら)。山陽本線の始発列車で広島に向かう。
三原発05:43~広島着06:58
山陽本線 普通広島行き 323M
隣駅からの列車のために、先頭車の写真が撮れず…。
三原を出たときは真っ暗だったが、少しずつ空が明るくなってきた。
何本もの貨物列車とすれ違いながら、山を縫うようにして進んでいく。
山陽本線で最も勾配が急な区間、八本松 - 瀬野駅に差し掛かる。
この通称、瀬野八(セノハチ)では、ここを通過する貨物列車の最後尾に、さらに電気機関車(補機)を連結し、後押しする珍しい光景が見られる。
すれ違う列車のなかから、補機の写真を撮るのは難しかったが、瀬野駅を出発する直前に、車内から、かろうじて捉えることができた。
せっかくなので?、駅構内でいろいろ写真を撮ってみる。
山陽新幹線でしか見られなくなった500系車両とか、広島地域を走る“広島色”の車両とか…
先頭車両同士を連結した場合での、車両間の転落防止対策として、前照灯を付けっぱなしにした光景を見たり…
広島市内は以前歩いたこともあるので、今回は行ったことのないところへ行こう…と、呉までやって来た。
海上自衛隊呉史料館 / てつのくじら館、呉市海事歴史科学館 大和ミュージアムを見学。
呉発13:33〜岩国着15:05
呉線・山陽本線 普通岩国行き 649M
岩国発 15:12〜新山口着 17:08
山陽本線 普通新山口行き 3371M
車窓からは畑が広がったり、海が広がったり、工業団地が広がったり…と、目まぐるしく変わる。
台風が通過中だったせいか、空はどんよりとして、ときどき窓ガラスに雨粒が当たっていた。
新山口発 17:11〜下関着 18:19
山陽本線 普通下関行き 3545M
下関発18:22〜門司着18:29
山陽本線 普通門司行き 5197M
この列車は、下関駅と門司駅のたった一駅区間だけしか走らない。
それは関門海峡の下をくぐるトンネルを通り抜けるためだけの列車だからだ。
本州側の直流区間と九州側の交流区間をまたがって運転するため、門司駅到着直前、非常用電灯を除いて、車内の電灯がすべて消えてしまう。
当たり前のできごと…ということなのか、車内放送などでは一切告知はないし、乗客たちもなにごともないように過ごしていた。
門司発 18:32〜門司港着 18:40
鹿児島本線 普通門司港行き 2576M
門司港駅の駅舎は重厚感のある素晴らしい建物だが、現在改修工事中のため、建物全体が仮囲いに覆われてしまっていたのは、残念…。