4176 コペンハーゲンを右往左往(北欧2014・7日目)
まずは、翌日の運河クルーズの乗り場確認も兼ねて、ニューハウンへやって来た。
コペンハーゲンで最も有名な場所ともいえるところだけど、これまで歩いてきた感じでは、あちこちに似たような場所があって、ここだけが特別ではないような気がした。
けど、やはり絵になる。
またまた、ストロイエ通りまでやって来た。たくさんのお店が並んでいて飽きない。
いったい何をイメージしたらこうなったのか分からないディスプレイが気になったのは、僕だけじゃないみたいで、これを被写体にしている人も多かった。
ぶらぶらとストロイエ通りを歩いているうちに、お昼近くなってきたので、早めにランチを取ろうと、あらかじめ調べておいた店に向かう。
男たちが歓声を上げていたので、何をしてるのか見てみたら、なぜか動く便器に乗ってはしゃいでいた。
お店の前に着くと、ちょっと雰囲気がおかしい。
ドアを開こうとしても鍵が掛かってる。よく見ると貼り紙が。
文字が細く薄いので何が書いてあるのかわからなかったが、少なくとも店はやっていないということは分かった。
こちらでは、ときどきあるようだが、お店がバケーション休暇を取っているらしい。
予定が狂った。
せっかく、デンマーク伝統料理の、スモーブローを食べようと思ったのに…。
スモーブローは、いわば、デンマーク風オープンサンドで、ライ麦パンの上に、いろんな食材をのせて食べる。
すると、このレストランでは、なんと、スモーブローのための特別メニューが用意されていたので、ようやく念願の?スモーブローをいただくことができた。
ただ、チボリ公園へは、別の機会に入園したかったのだが、仕方がない。
お店を見たり、園内の施設を見たりしていると、どこからともなく、クジャクが現れた。そして、このクジャクの先には、黒い猫がいた。猫は動じずに、商品陳列棚の下にゆっくり横たわっていた。
クジャクはボーッとしていたので、ダミーを差し出すと、噛みつきそうになったので、引っ込めた。
今日が土曜日のせいか、それとももう夏休みなのか、家族連れが多数詰めかけて、大混雑だった。
それでも、アトラクションに並ぶ行列があふれかえるほどでもなく、ただただ人が大勢いるという感じだった。
なんとなく勝手にメリーゴーランドに歴史がありそうな気がしてたのだけど、特別な感じはしなかった。
競馬レースは、目の前に開けられた穴をめがけて、参加者がボールを転がし、その入った穴に付けられた点数によって、馬が進むという仕組み。
気怠い感じの係員のお姉さんが、レースが始まると、いきなり実況を始めたので驚いた。
今日もともと予定していた唯一の見学先である、デンマークデザインセンターに向かった。
テーマは、家具や広告、建築など幅広い分野のデザインを取り上げているというので、
場所は、チボリ公園の裏口からすぐのところ。
すぐに場所はわかったのだけど、入口が見つからず、結局ビルを一周してしまった!おかしいなと思ったら、今日は土曜日のため休み…しかも、そもそもデンマークデザインセンターは、2012年に閉館しているというではないか…。
もう何度も歩いているが、レゴストアには入ったことがなかったので、寄ってみた。
レゴストアには、予想通り子供たちでいっぱいだった。
僕もレゴではないけど、同様のブロックには大変お世話になったので、思わず組み立てを始めてしまった。
一生懸命作ったところで、どうしようもないので、途中で断念。
あらためて天井を見てみると、レゴブロックの底面がデザインされた照明だった。
さすがコペンハーゲンのストアだけあって、ニューハウンの街並みがレゴブロックで見事に再現されていた。
いったん宿に戻り、少し身体を休めてから、ふたたび夕食を取りに出掛けることにした。
コペンハーゲン市内のあちこちに設置されているゴミ箱や灰皿。
よく見れば、ここにもハートのマークがある。
デンマーク料理のひとつ、皮付きのポークをカリカリにローストしたフレスケスタイ(Flæskesteg)というものを食べに、またストロイエ通りへやって来た。今回何度往復しただろう?
あらかじめ決めていたお店も、料理もすぐに見つかって、とても美味しくいただくことができた。
時刻はもう夜の8時を過ぎているところがが、まだまだ周囲は明るい。
今朝は逆光気味だったニューハウンに行ってみたら、今度はもう日が暮れかけていて暗くなってしまっていた。
途中まで、地下鉄(メトロ)に乗って帰る。自動運転のため、運転士がいない。さらに駅の壁面全体がドアとなっている感じは、ゆりかもめのようだ。
今日は、今回の旅のなかで、ある意味、もっとも予定通りにいかない一日だった。
まぁ、これはこれで旅の醍醐味なのではあるけれど。