4133 Lonely Planetが選ぶ東京Top16(後編)
昨日の続きで、Lonely Planetが選ぶ東京Top16(後編)…ベスト10を紹介する。
果たして、どういった東京が選ばれているか?
第10位 Hanami ~花見
花見が見どころというより、花見をしている日本人が見どころ…という気がする。
なぜ花を見ながら、酒を飲んだり騒いだりするのか? あらためて考えてみると、ちょっと不思議な光景に思えてくる。
Lonely Planetでは、「花より団子」の言葉を紹介している。

第9位 Senso-ji ~浅草寺
これも順当。いつ行っても外国人の姿があるし、場合によっては、日本人より外国人の方が多いんじゃないかと思うときもある。
仲見世での買い物やつまみ食いなどをする外国人は、とても楽しそうだ。

東京のスポット紹介で、温泉というのは違和感があるが、富士山同様に、足を延ばして…という感じで首都圏周辺の箱根や日光(鬼怒川)、草津といった温泉地を紹介。
もちろん、大江戸温泉物語のような都市型温泉施設も紹介している。
ちなみにこの写真は、草津の足湯。

寿司は順当としても、ラーメンには驚く。いまや日本を代表する食べ物は、寿司とラーメンだったのだ。
天ぷらはどこに行ってしまったのだろう。
ラーメンも"和食"ってことになるのかな?
この写真は、高田馬場にある、さっぽろ純連 東京店のラーメン。東京に居ながらにして、地方のラーメンが食べられるわけだから、外国人観光客にとっても便利な都市だと思う。

第6位 Roppongi Art&Design ~六本木 芸術とデザイン
もともと外国人の多い地域だけど、海外からの観光客に対しても、アートやデザインの街として六本木が紹介されているのは意外だった。
もちろん、本書でも、ナイトライフにも触れているが、たしかに、国立新美術館や、六本木ヒルズ森タワーの森美術館、サントリー美術館、21_21Design sightなどアートに触れるチャンスは多い。

賑やかな都内にあって、これほど広大な森に覆われた明治神宮は、そのギャップが魅力的なようだ。
古典的な神社の建物や庭園などが見どころと紹介している。
特に書かれていなかったが、無料で見られるのも評価が高いポイントのひとつかもしれない。

第4位 Tsukiji Central Fish Market ~築地中央卸売市場
これほど、ランキング上位にくるとは思わなかった。
ここも、ときどき道を聞かれることがある。
これまでの人生の中で、これほどの多くの魚を見ることはないだろう…という紹介はおもしろい。芹を見るためには、かなりの早起きが必要とと説いている。

買い物自体が見所というのもおもしろい。
東京では最先端の電化製品から、ファッション、伝統的な職人の工芸品まであらゆるものが揃う。
大分県の工芸品を手に入れるために、大金をはたいて出掛ける必要はない…とも書かれていた。なぜ大分なんだろう?

この本がちょうど、東京スカイツリーがオープンした年に発行されたこともあり、初登場でいきなりランクインしたことになる。
まぁ順当といえば順当か…。
きちんとデジタル放送のための電波塔の役割があるということも書かれていた。
実は、Top16 のなかで、唯一行ったことがないのが、ここだと、いまあらためて知った。

第1位 Shinjuku Nightlife ~新宿ナイトライフ
2位の東京スカイツリーを抑えての堂々の1位。ここが1位とはかなり意外。
本書では、新宿のネオンの光やパチンコの音などが印象的と書かれている。
なんてことないと思いがちな風景だけど、外国人からすると、まったく違って見えるようだ。

振り返ってみると、ランキングに入ってても良さそうな街が入っていないことに気付く。
もちろん詳細ページには書かれているものの、秋葉原やお台場とか…イチオシの東京とは、ちょっと違うようだ。
こういうギャップは、ふだんあまり知る機会がないだけに、おもしろいと思った。