4361 乃木坂46ライブ“一部”観覧記
先日のこと。そんな彼が僕に言った…「一緒にライブに行ってみないか?」…と。
もちろん、お金も出すから…とは言ってくれたものの、実は、正直言って興味はなかった。
実際、彼女たちの名前はおろか、歌のタイトルも知ってるのはたった1曲だけだし…。
でも…と、思った。
これまで、コンサートとかライブって行ったことなかった…ということや、チケットも今日勝率が高く簡単には取れないみたいなことも聞いてたから…
「後学のために行ってもいいですよ」
…と軽い気持ちで答えた。(まぁ、なんとも偉そうな態度であるが…)
その後…当選。
こうして、今日西武ドームで開催される、乃木坂46「3rd Birthday Live」に向かうことになった。
西武池袋線の池袋駅は、西武球場前行きの臨時列車に乗ろうとする人たちで、朝からちょっと雰囲気が違った感じだった。
で、この臨時列車は準急だったため、到着時間が遅めだし、なにより乗車率は200%近い混雑ぶりだったので、途中の練馬駅で快速急行列車に乗り換える、さらに乗り継いで…。

10時ちょっと過ぎには、西武球場前駅に到着できた。

ここまで、やたらと詳細な写真と文章になっているのは、ライブ自体が完全に撮影禁止だからだ。
事前に、厳重な警備のため、手荷物チェックを行う旨が案内されていたし、入口のちょっと物々しい感じだったが、通り抜けてしまうと、それほどではなかった。


ドーム内の会場へ。
初めての西武ドームだが、東京ドームのそれとはまったく違うことをあらためて思い知らされる。
とにかく寒い…。
とりあえず、ずらりとパイプ椅子が並ぶアリーナ席で、自分たちの座る場所を確認。
中央のステージがよく見渡せるいい位置だ。
まだ時間が早かったので、少し周囲を歩き回った後、11時過ぎくらいに着席。
歩き回ってるうちはよかったが、アリーナ席は底冷えがした。
だぶちゃんの奥さん(何とお呼びすればよいでしょう?)から、いただいたカイロが、心底ありがたかった。
12時過ぎ、実に7時間半にも及ぶ、ステージが始まった。
一番最初の曲が、僕が唯一知ってた「ぐるぐるカーテン」。
その後、次々と曲の披露が続く。
なにぶん、こうしたステージに参加するのは初めてなので、勝手が分からない。
見渡してみると、サイリウムがすごく綺麗。写真で紹介できないのが残念。
意外とみんな大声を張り上げてるかと思えば、僕のように乗り切れてない人も。
女性二人組なども見られたが、やはり圧倒的に多いのは男性だ。
女の子たちの、切ない心模様を歌ってるのに、なぜ男子が盛り上がるのだろう?
そんな、可愛らしい歌詞のすべてが、秋元康によるものだと思うと、さらに、不思議な感じがしてくる。
でも、歌詞も曲も意外なほどスッと入ってくる。
生駒里奈の「水玉模様」という歌に至っては、途中にセリフが入っていて、どこか演歌を思わせた。
最初は、当然ながら、顔と名前が一致しなかった彼女たちの顔も、見聴きしているうちに、ほんのわずかながら、違いを見いだせるようになってきた。
訪れた人たちが、まんべんなく楽しめるように、彼女たちは、ステージを縦横無尽に走り回り、できるだけ間近で見られるように配慮されている感じがした。
14時過ぎくらいに休憩となった。
そして…。。。
大変申し訳ない気持ちはあったが、あまりの寒さと、慣れない場所に、もう5時間過ごすのはちょっとしんどく思ってしまい…
だぶちゃんを残し、ドーム内の会場を後にすることにした…
せっかくなので?、サブ会場へ行ってみる。

写真撮影スポットや、乃木坂46の歴史年表、“乃木茶”と呼んでいたお茶の提供、一般から届けられた花の紹介などがあった。


結局、どうしても気になってしまうのは、やはり鉄道趣味的なこと。
野球やこうしたライブの終了後に、どっと押し寄せる、30000を超える人たちの帰宅の足を支えるのが、西武球場前駅の広大なプラットホームだ。ホーム3面に6つの乗り場がある。
終了まではまだ時間があるから、静かに発車の時を待っている…そんな感じだった。

早々に帰路についてしまい、ごく一部の観覧となってしまった僕にとって初めてのライブは、とてもいい経験になったと思う。