3965 気になる持株会社とPBのロゴ
先日、セブンカフェの話を書いたとき、カップに描かれたロゴが気になった。
えぇ…ここにも、持ち株会社のロゴが!?と思ったら、似てるだけで、これは、どうやら、プライベートブランド(PB)のロゴだったようだ。
僕が誤解したのは、以前から、セブンアンドアイホールディングス傘下の企業は、自社のロゴではなく、持ち株会社であるセブンアンドアイホールディングスのロゴを前面に押し出す傾向があるからだ。
たとえば、今朝の新聞の全面広告…。
また、以前住んでいた家の近所にあったヨークマートも、持株会社設立当初、まだロゴが浸透する前だったこともあって、まるでセブンイレブンにでもなってしまったかのような看板に掛け替えられてびっくりしたことがある。
当然、グループとしてのシナジー効果を考えてのことだと思うが、ロゴイメージは、すっかりセブンイレブンそのもので、消費者や利用者にとって、明確なサインになっているようにも思えない。
同様の問題は、グループ会社のデニーズでも起きていたことが、Wikipediaにも載っている。
ちなみに、ヨークマートの看板は、その後、結局元のデザインに戻っていた。
話がそれたが、この、プライベートブランドのロゴは、まるで持ち株会社のロゴそっくり。
プライベートブランド商品は、セブンイレブンでも、イトーヨーカドーでも販売するから、統一したロゴを作ったのかもしれない。
だったら、持ち株会社と同じロゴでもいいじゃないかと思うのだけど、これについては、そうじゃないらしい。
そして、驚くことに、これも佐藤可士和氏デザインによるものらしい。
彼によるデザインだという雰囲気やイメージが微塵も感じられないのは、どうしたことか?
セブンアンドアイホールディングスにも、佐藤可士和氏に対しても、別に恨みがあるわけではないし、それぞれ立派な企業グループであり、素晴らしいデザイナーのひとりだと思う。
それだけに、ちっとも良さが伝わってこないので、気になって仕方がないのだ。