3910 ネットに醜態をさらす人たち
コンビニ従業員が、アイスクリーム用冷凍庫に入った写真をネットに公開したことがニュースになって以来、連日のように、似たような写真がネットに公開されている。
いずれも、舞台となった店や企業が謝罪し、返金や機器の交換、店舗休業、場合によっては閉店にまで追い込まれる事態となっている。
この問題、一向に減る兆しが見えない。いやむしろ増えてる気すらする。
大きな問題になったことは、ネットだけでなく、ニュースでも大きく取り上げられているから、あえて真似したとはちょっと考えにくい。
おそらく、ネットやニュースにも触れることのない人たちの、ごく日常の行為の一コマに過ぎないのだろう。
それを、こういった写真を探す人が増えた結果が、今の状況なのかな?と思った。
インターネットで、ちょっとでもニュースサイトでも見れば、何が起きているかくらいすぐにわかりそうなものだが、関心がなければ、1クリックしてリンクを開くことすらないのだ。
おそらく、こういった「奇行」をする人たちにとっての、インターネットとは、自分の身近な友達を対象としているだけで、見ず知らずの人たちにも見られているということまで頭が回らないのだろう。
懲戒解雇や損害賠償の支払いといった状況に追い込まれて初めて、自分のしでかした悪事と、インターネットがどういったものであるのかを知るというでは、遅すぎるし、授業料としては高すぎる。
僕らの世代のように、途中からインターネットが登場したのと、生まれながらに存在していたのとでは、感覚がまるで違うのだろう。
であれば、なおさら、適切な教育が必要なのではないかと思った。
いや、まてよ。
そもそも、こういった行為をすること自体、どうかしてるのだ。
では、どうやって教育するか?
まさか「冷蔵庫に入らないように」なんて言っても仕方がないし、なぜ入ってはいけないのか?ということすら、理解させるのは難しい気がする。
うーん。