2592 春は嫌い
社外の方ではあるが、何年にも渡ってお世話になった方が、出向元の会社に戻ることになり、その送別会があった。
送別会終了… |
もうすぐ東京でも桜が開花する。いつも「咲いたな…」と思っているうちに、あっという間に満開になって、そして散ってしまう。
春は、進入学、就職、異動の季節。自分の意志が入る場合もあるけれど、否応なしに新しい立場を受け入れざるを得ない場合も少なくない。当人もそうだが、その周りにいる者にとっても、影響は大きい。
春に起きる変化は、他の季節と比べものにならないほど大きいと思う。
変化についていけない僕は、新しい発見や出会いに対する期待より、別れや変化に対するつらさや残念さの方が大きかった。
寒さから解放され、どこか浮き足立っている街の雰囲気、新人や新入生の初々しさ…取り残されているような自分。
だから、僕は春がなんとなく嫌いだ。