3833 大きな変化が必ずしも見えるとは限らない

社会・政治・事件

昨日の夜、何気なく、東京タワーを見てみた。

すると、いつもとはちょっと違った、カラフルなライトアップと、雲が低い位置にあったせいか、タワーの先端部分は、“もや”に覆われていた。

あとから知ったのだけど、オリンピック招致を意図した配色だったようだ(写真だとわかりにくいが)。

そして、翌日(今日)。

また何気なく、東京タワーを見てみたら、定番のライトアップだった。

今晩は、ライトアップの種類と先端部分までよく見えるという違い以外に、大きな変化があった。

これまで東京タワーから行われていたNHKと在京民放5社のテレビの電波の送信が、今日午前9時を持って終了し、東京スカイツリーに移った。

今後は、テレビの予備電波塔であったり、FMラジオや列車防護無線用の電波塔としても引き続き使用されるとはいえ、いま見ているのは、これまで担ってきた最大の役割を失った姿なのだ。

たとえ大きな変化があっても、必ずしも見えるわけではない。

当たり前と言えば、当たり前だけど、今日の東京タワーを見て、あらためて実感した。

Posted by ろん