2956 口蹄疫
東京モノレールが浜松町駅を出てすぐ。進行方向右側に、宮崎牛の看板が見える。
連日ニュースで伝えられているが、この宮崎で口蹄疫が猛威をふるっている。
感染拡大防止のため、宮崎牛が次々と殺処分されている。
殺処分…なんて悲しい言葉だろう。
農家にとって、家畜の牛や豚は家族同様…という言葉を聞くと、胸が締め付けられる思いがする。もちろん、動物たちは最終的に人間に食べられる運命にあるとはいえ、伝染病にかかるおそれがあるというだけで、次々と殺さざるを得ないなんて…。
こうなる前になんとかならなかったのか?
最初の発見が4月下旬。こんなとき“タラレバ”を言っても仕方がないが、もし、このときすぐ対策を取っていたら…と思うと、残念でならない。
考えてみると、発生してからしばらく報道も少なかったような気がしたが、どうだっただろう?
検索された件数の推移をグラフで見ると、発見直後は若干件数が上昇しているものの、その後4月29日から5月4日あたりまで、あまり検索されていないことがわかった。
この時期はちょうど5月の連休だ。この期間、あまり報道されなかった可能性が見えてくる。政府の対応は遅すぎるが、もしかすると、マスコミも取材が足りなかったのではないか?…なんてことも、言いたくなってしまう。