3794 地面の桜

物思いに耽る(雑感)

先月、ある桜の木の根元に、小さなつぼみが付いているのを発見。

なんだか、気になって、以来、毎日、写真を撮り続けてみた。

枚数が多いので、そのうちの一部を抜粋。

数センチにも満たない小さな小さなつぼみではあったが、まっすぐに上に伸び、綺麗な姿が印象的だった。

毎日着実につぼみが大きくなり、数日後、綺麗な花を咲かせた。

 その翌々日、事件は起きた。

一瞬、自分の目を疑った。

なぜか、花の咲いた枝だが丸ごとなくなっていたのだ。

 でも、よく見ると、前日まであった枝のすぐ下に、これまで、気にもとめていなかった、さらに小さなつぼみを見つけた。

以降は、このつぼみに注目した。

少しずつ、その存在感を増して…

30日開花。

でも、 開花すれば、必ず枯れる。

散った花弁があるおかげで、見事な絨毯ができあがるのだ。

でも… あんなにいきいきとしていた花が、朽ちていく様子は、見ていて悲しくなった。

これも自然の摂理。

今日までの写真を、すべて連続させて、GIFアニメーションにしてみた。

桜の観賞といえば、間違いなく見上げるものだけど、地面に咲く桜もあって、日々変化し続けてきたというドラマがちゃんとあるのだ…ということに、ちょっと感動した(大袈裟だけど)。

1ヶ月近く楽しませてもらった桜に感謝。

Posted by ろん