3691 盆栽のまち、大宮を歩く

博物館・展覧会,芸術・デザイン,街歩き

今日は、昨日に続き、埼玉県へやってきた。

今回の駅からハイキング、スタート駅の大宮に降り立つ。

駅からハイキングの参加エントリー機が、1台しかなかったために、行列が延びていた。

あまり長い距離を歩きたくなかったので、独自のルートを歩くことにした。

Nack5スタジアムを横に見ながら、東武野田線の陸橋を渡る。

その陸橋から見えた駐車場には、かつてここが家だったことを示す門がそのまま残されていた。

なぜこれだけ残されていたのだろう?

“盆栽入口”というバス停を通り過ぎると、盆栽美術館はすぐ。

さいたま市大宮盆栽美術館は、公立としては世界唯一の盆栽を中心とした美術館という。

館内は撮影禁止と書かれていたので、ちょっと残念だったが、ロビーに置かれた盆栽と、屋外の一部の盆栽は撮影可能だったのは、よかった。

鑑賞の仕方がわからなかったので、音声ガイドを借りた。

こうして盆栽をじっくりと見るのは初めて。

盆栽に、近づいて見上げるようにして鑑賞すると、まるで大木の前に居合わせるかのような錯覚に陥る。

そして、盆栽は、“木”はもちろん、鉢も鑑賞の対象として見るのだという。

この盆栽にはビックリ。

落葉した盆栽に、大きな実(花梨)が付いていた。よくぞ、こんな感じで実ったな…と。

いまの季節だけに見られる、落葉した盆栽は、しっかりと枝振りを鑑賞できる絶好のタイミングだ。

そして、また春が来ると、葉を広げた姿、秋には紅葉した姿…と、盆栽は四季を通じて、楽しむことができるのだ。

屋外に置かれた盆栽は、近づいて見られたので、解説にしたがい、見上げてみると、たしかに迫力があった。

今日は初めて、盆栽をじっくり鑑賞したが、驚くほど、いろいろな表情を見ることができて楽しかった。また、別の季節に訪れてみたい。

盆栽美術館のロビーにあった、ご当地サイダー…その名も「盆栽だー!!」

美術館を出て、大宮公園駅の脇を通り過ぎる。駅はこぢんまりとして、まるで模型みたい。

大宮公園、そして氷川神社の前を抜ける。

年配の男性が、なにやら写真を撮っていた。一般人の関心がなさそうな被写体を懸命に撮る様子は、未来の自分の姿を見ているかのようだった。

交差点で信号待ちをしていたら、目の前を軽トラックがゆっくり通り過ぎていた。

ふと荷台に何か付いているのが見えた。

何だろうとよく見てみたら…

チョッパー?

大宮駅前にいるので、そのまま電車に乗って帰りたかったが、今日の駅からハイキングのゴールは、さいたま新都心駅なので、もうちょっと歩かなければならない。

あと2kmちょっと。

ようやく、さいたま新都心駅に到着。

このあたりは、まだ歩いたことがないので、散策してみたい気もしたが、くたびれてしまったので、今日はここでおしまい。

Posted by ろん