3681 鶴見線ぶらり…でもない途中下車の旅(その2)

街歩き,鉄道

武蔵白石駅から鶴見線に沿って歩くと、右側にまったく同じ高さの住宅が並んでいた。

…と思いながらよく見ると、実は全部同じ形をした住宅だった。

建物の雰囲気からすると、けっこう年代物のような感じだったが、モダンで気になった。

安善駅。

鶴見線の前身、私鉄時代の鶴見臨港鉄道を支援した安田財閥、安田善次郎にちなんで名付けられたそうだが、そもそも略してしまっていいモノだろうか?

キムタク…みたいな呼び方って、どうだろう?

安善駅に沿って、米軍の施設があるらしく、そこがフェンスで囲われていた。

フェンスの中は、すべても施設にかなりゆとりを持った配置になっていて、そこは日本にアリながら、日本じゃないんだと思えた。

安善駅から延びる1本の貨物線に沿って歩く。並行して走る道路には、巨大なヤマト運輸の物流センターがあって、トラックが行き交っていた。線路よりも当然活気があった。
線路は延びる。

レールの完全に錆びきっていない感じは、多少は貨物列車の行き来があるということだ。

ふと見掛けた看板には、この下にパイプラインが通ってることを知らせていた。

パイプラインが通っているということは、タンク車はいらないんじゃないだろうか?と、ふと思ってしまった。

奥には、昭和シェル石油の工場?があったり、MobilとかCATといったロゴの入ったドラム缶が無数にあったのは、この貨物線が、燃料に関連した物資の輸送に関わっている証拠だろうか?

ただいずれにも、現在は線路はつながっていなかった。

さらに歩くと、標識のような杭があって、境界を示す役割を果たしているようだった。

さらに行くと、道路と並行していた線路が1つのポイントを境に、ゆるやかに右にカーブし道路を横切っていた。

本来は、踏切になるべきところだろうが、めったに貨物列車は通らないためか、遮断棒ならぬ、遮断ロープのようなものが用意されていた。

列車が通過するときにこのロープで、道路を封鎖するのだろう。

書いてある警告が物々しい。

線路はふたたびフェンスの中へ。ここも米軍の施設のようだ。

地面には、ジェット燃料がパイプラインによって流れていることを示す印があった。

フェンスや警告文は、相変わらず物々しい。ついに、軍用犬がいるってことまで…。

行き止まりの道路の端までやってきた。

そこから米軍施設の方を見ると、ジェット燃料を取り込むための埠頭があった。

またもと来た道を戻る。今回はそういうのが多いが、そうするしか行きようがないこの地域独特のルート選定だ。


鶴見の中心部へ向かう。そろそろお昼を食べようということに…。

つづく

Posted by ろん