3682 鶴見線ぶらり…でもない途中下車の旅(その3)
知らなかったのだけど、鶴見は沖縄出身者や2世3世が多く住んでいるということで、沖縄食材や沖縄料理の店が集まっているという。
ということで、今日のお昼は、沖縄料理をいただくために、沖縄そばの店へ。
店内はお客さんでいっぱいだった。僕らが入って満席となった。
僕は、ふつうの沖縄そば。モリちゃんは、三枚肉そばの大盛りを頼んでいた。ちょっと多すぎのように見えたけど、全部平らげていた。
沖縄の食材やお土産のお店に行ってみる。
ちょっと珍しい食材から、沖縄の定番までいろいろ取りそろえてあった。あとで食べようと、サーターアンダギーと自宅へのお土産に海ぶどうを購入。
沖縄系のお店が集まっていると言っても、中華街のような集まり具合ではなく、ここの店は離れている。
鶴見川に出た。
少し川に沿って歩くと、河口からの距離を示す標識(杭)を見つけた。
そこには、ちょっと気になることが書かれていた。
鶴見川流域の形がバクの形だというのだ。
総持寺踏切は、京浜東北線、東海道線、横須賀線など、計11本の線路を横断する踏切で、いわゆる“開かずの踏切”として有名だったが、今年閉鎖されていた。
歩道橋を利用して線路を渡る。
すぐその上を、朝乗った鶴見線が通っている。かつて、ここには旧本山駅があったそうだが、遺構を見つけるのはちょっと難しかった。、
総持寺…。鶴見駅のすぐ近くに、これほど大きなお寺があるとは知らなかった。
ということで、初めての訪問。
紅葉は、そろそろ終わりかけっぽかったが、太陽の光を受けて見事だった。
かつて、1963年11月、この近くを走る東海道線で脱線事故があった。死者は161人となってしまった。事故が起きたとき、この総持寺の長廊下で遺体を安置したということも伝えられている。
総持寺では現在でも供養のため、1日2回線路状に水を撒く水供養が行われているそうだ。
いまは乾いてしまっているようではあったが、うっすら水の痕が残っているのは確認できた。
規模の大きな建物が多いのが印象的だった。
この総持寺には、石原裕次郎の墓があるらしい。今年、映画「黒部の太陽」を見たのも何かの縁…ということで、お墓参りすることにした。
訪れる人が多いせいか、案内の看板も出ていた。
お墓には、いまもたくさんの花が手向けられていて、彼の偉大さ、スター性を感じさせられた。
モリちゃんは、かなり綿密な計画を立ててくれたのだけど、やはり…というか、盛り込みすぎてしまったため、当初の計画を端折ることに。
総持寺からショートカットで花月園前駅に向かう。
鶴見線の旅からちょっと離れるが、ぜひ目の当たりにしたい風景を見に行くために。
京急新子安駅から歩いて数分くらいのところに、目的のお寺があった。
パッと見た感じでは、ごくごく普通のお寺のようだけど、よく見ると、門の入口に、踏切があるのだ。
ちょうど駅と駅との間ということや、どちらの駅も普通列車しか止まらないので、急行や特急、快特などはものすごい勢いで通過していく。
おそらく時速100kmは下らないだろうというスピードに圧倒されてしまう。
ふたたび花月園前駅に戻り、鶴見線の旅を再開する。