3638 十三夜
今週月曜日、綺麗な月が見えていた。
月齢6.6の半月で、久しぶりに望遠鏡で見てみようと思ったが、ちょっと時間がなくて見ることができなかった。
ちょうど、「たまには望遠鏡で見てみたらどう?」と提案してくれた友人にも、ぜひ綺麗な月を見せたいという思いもあり、翌日以降、会社帰りに月が見えるたび、何度も望遠鏡で月を狙ってみるものの、なぜかそのときに限って、月は雲に覆われてしまう。
えー!さっきまで見えてたのに…
恨めしく雲を睨みつけるしかなかった。
そして、今日は図らずも“十三夜”の月。
十五夜とならび名月と言われている。 十五夜が中国由来なのに対し、十三夜の月を愛でるというのは、日本古来の風習らしい。
そんな十三夜の今日も、空全体に薄い雲が広がっていた。
もやっとした月は見えるが、雲の濃淡によっては、月の位置がわからないくらいになってしまうこともあった。
こういうときは、なかなかピントが合いづらく、写真に撮るのも難しい。
そして…わずかな雲の隙間から、月が見えた瞬間を何枚か撮り、そのなかでも、なんとか見るに堪えられそうな写真がこちら。
さらに倍率を上げて撮れたのがこちら。
月なんて、いつでも簡単に見られると思ったら大間違い。
まったく見られなかった金星食のようなことが、ごくごくふつうのことであり、金環日食や金星太陽面通過などが見られたことが、奇跡だったのだと、あらためて実感している。
十三夜の月…やはり、ちょっとピンボケ気味だけど、まぁいいか。