3597 “思いがけない提案”を勝手に考えてみる
12日(日本時間13日未明)、アップルから全世界で注目を集めている新型iPhoneが発表される見込みだ。
新製品は、“iPhone5”ではないかと言われているものの、実は、これまで正式には製品名すら発表していない。
しかし、アメリカの各メディアに送った新製品発表会の招待状には、“5”とも読める意味深な影を描いてみるなんて、さすがとしか言いようがない。
僕も注目している者のひとり。
いま持っているiPhone4でも、じゅうぶん気に入っているし、満足している。
でも、もうちょっと画面が大きくなったらいいな…とか、もうちょっとサクサク動作するといいな…といった希望はあるわけで、どうやら、そうした“希望に応えてくれそう”なのだ。
さらに、まだ発表されていない機能もあるはずで、アップルからの“思いがけない提案”を、いまから、とても楽しみにしている。
“希望に応えてくれそう”であったり、“思いがけない提案”をしてくれそうなアップルの一方で、ちょっと残念なのは、パナソニックだ。
「パナソニックはスマート家電へ!」ということで、スマートフォンを活用した家電製品を次々と発売するということらしい。
これが「あまりスマートじゃない」という声があるというのだ。
たとえば、“スマートな”冷蔵庫は、スマートフォンを冷蔵庫に「タッチする」ことでエコ情報を確認できるというのだけど、これって便利かな? 冷蔵庫に表示するのではダメなのか?
“スマートな”ドラム式洗濯乾燥機は、スマートフォンを洗濯機に「タッチする」ことで、「クラウド上のデータを元に、適正な洗剤や柔軟剤の量を設定できるというのだけど、そこまでして、洗剤の分量を厳密に設定したいだろうか?
これは消費者の希望でもないだろうし、思いがけない提案でもないと思う。スマートフォンを連係させることが先にありきにしか思えず、本末転倒だ。
こんなことができたら、ちょっとはスマートじゃないかと思う、“思いがけない提案”を、素人なりに、考えてみたので紹介したい。
もう、すでに誰かが考えてるかもしれないけど。
【“スマートな”冷蔵庫】
“スマートな”冷蔵庫というのだったら、たとえば、提携するスーパーやコンビニで買ったポイントカードと連動して、買った商品情報のうち、食品のみの商品名や分量をクラウド経由で冷蔵庫に転送、スマートフォンで内容を確認できるなんてのはどうだろう?
これで、いちいち買った商品を入力する必要がない。
スマートフォンで冷蔵庫の中身をチェックでき、さらに冷蔵庫に入っている材料から、作ることのできる料理を提案、さらに、多少の材料の追加でできる料理を提案し、必要であれば、ネットで注文もできるとか。
ほかにも、つい氷を作りそびれてしまうことがあるので、そろそろ氷がなくなるといったアラートを出してくれると助かる。
【“スマートな”洗濯機】
“スマートな”洗濯機というのだったら、洗濯する衣類にICタグ(別売)を取り付け、正確な洗濯回数をカウントし、洗濯機の洗濯コースの内容と組み合わせて、服が傷まない程度の洗濯内容を提案するとか。
あらかじめICタグを取り付けた衣服は、スマートフォンのカメラで撮影した写真と連係しておけば、スマートフォンで、いま自分が持っている衣服の状況や、着ている頻度がチェックできる。さらに、、スマートフォンから、新しい服とのコーディネートの提案をしてもらったり、さらに、もしその提案された服が欲しければ、そのままネットで注文できたり、試着したければ、売ってる店に関する情報と在庫の確認なんてできたらどうだろう?
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現在のスマート家電は、まだ試行錯誤の段階と考えればいいのかもしれないけど、“スマート家電”と名乗るのならば、本当に体感できる便利さを、提案して欲しいと思う。
日本のメーカーなら、きっとできると思うし、期待している。