3276 ファシリテーション
今日はセミナーで、午前中出掛けてきた。ちなみに写真は、近くまで寄った東京タワー。
今日は、暑いけど、澄み切った青空だった。
その、セミナーのなかで気になったのが、“ファシリテーション”という考え方。
これは、会社などの会議やミーティングの場で、参加するみんなに考えさせ、動機付け、議論を活性化させる技術のことだ。
たとえば…ということで挙げられていたのは、ある病院で、経営を立て直すために手術の件数を増やそうという議題が挙がったという。
【はじめの問題文】
毎月の手術を500件から600件に増やすには?
しかし、そう簡単ではない。
そこで、ファシリテーション。
「なぜ増やすことができないのか?」と、参加メンバーに質問する。
「雑用が多くて手術にまで手が回らない」という回答。
であれば、雑用を減らせば手術に使える時間を増やすことができる…ということで…。
【新しい問題文】
手術に使える時間を20%増やす
…となる。
非常に簡単な例だったが、議論の中で、ちょっと変わった視点の投げかけをすることが大事。ただ単純に「500件→600件にせよ!」よりも、より具体的で実現可能な問題に変えることができた。
よく、打ち合わせなどで、議論がまったく盛り上がらないときがある。
こんなときは、世間話をしてしまうのだけど、本来こういときこそ、ファシリテーションの技術を使って、議論を活性化させてみよう。