3582 立山黒部アルペンルート(乗物編・前編)
今年の夏休みは、立山黒部アルペンルートに行ってきた。
立山黒部アルペンルートは、さまざまな乗り物を利用して、長野県大町市の扇沢駅から富山県立山町立山駅まで約25kmの山岳観光ルートだ。
以前から一度行ってみたいと思っていたが、今回ようやく行くことができた。
自然や景色ももちろん楽しみだが、ここでしか見られない乗物も楽しみのひとつだった。
まずは長野新幹線で、長野まで。そこから、9時ちょうど発の特急バスに乗る。バスは信濃大町を経由して、立山黒部アルペンルートの玄関口である、扇沢に向かう。
予定では10時45分に扇沢に着くはずだったのに、信濃大町も含めて誰も乗り降りがなかったためか、30分くらい早く、10時10分すぎに、扇沢に着いてしまった。
まず乗ったのが、トロリーバス。動力源が電気であり、集電しながら走るという点で“電車”そのものだし、法律上も無軌条電車ということになっているが、見た目はやっぱりバス。
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約16分で黒部ダム駅に到着。駅は地下なので、ダムの見学は階段で地上に上がることになる。(黒部ダム見学の詳細はこちら)
観光地にあるケーブルカーと言えば、たいていは雄大な車窓が売り物だが、このケーブルカーは、冬の時期の雪害を防止するため、日本では唯一の全線地下で車窓はトンネルだ。
車両の配色やデザインが、なんだか古めかしくて、それだけで楽しい気がする。
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たった5分間で標高差373mを登り切る。
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黒部平駅から大観峰駅まで1.7kmの間に支柱が1本も設けられていないワンスパン方式。
この方式としては日本最長のロープウェイだ。
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大観峰駅の展望台へは階段で、一歩一歩上がっていかねばならない。階段に、残りの段数が書かれているので、それと、がんばれという階段からの掛け声?を受けて、上っていく。
最後に、変なオチがあるが、眺望は素晴らしかった。
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もともとディーゼルエンジン駆動のバス(普通のバス)が走っていたが、1996年にトロリーバス化された。
扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トロリーバスと比べるとかなり新しいトロリーバスとなるわけだけど、車両が新しいということ以外、ほとんど違いが分からなかった。
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最近の公共交通機関は低床化が進んでいるが、トロリーバスの機能的な理由か、乗車時間が短いせいなのか、1mくらいの高さがある。
あとで調べてみたら、扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トロリーバスと仕様がほぼ同じらしい。
大観峰から室堂までは約10分。
室堂には今晩宿泊予定のホテル立山がある。
駅直結なのがありがたい。